message

伝えたいこと

CEO 熊澤 治樹

グローバルもローカルも経験した
10代から30代

製材場や大工小屋のおがくずの香りと田んぼに囲まれて育った幼少期。
中高は名古屋の学校へ片道1時間半かけて電車通学し、アントレプレナーシップを学ぶため、高校卒業と同時に渡米し、はじめはテキサス州、その後インディアナ州の大学に在籍していました。
ビジネススクール卒業後は、外資系のコンサルティング会社で、東京オフィスをベースに大阪や名古屋、バンコク、ニューデリーやムンバイといった大都市で、グローバル企業を対象とした経営コンサルティング業務に寝食忘れて従事していました。
当時は、大きなスーツケースとノートPCの入った鞄を両手に携えながらホテルを転々として暮らす日々。そんな根無し草のように漂う生活をずっと送ってきたのですが、30代を手前に急遽家業を継ぐことになり愛知県に戻りました。

両極端な暮らしが気づかせてくれた
「ローカルで愉しく生きること」

愛知県に戻り、グローバルな生活から一変してローカルな生活になった訳ですが、いざ暮らしてみると、地元だと思っていた名古屋のことを、全く知らないことに気づかされました。
さらに家業はというと、明治35年に木材問屋として創業し、その後120年以上の長きにわたって、住宅を中心とした木造建造物の設計施工を行う地場企業です。

その中でも、住宅建築は、施主や職人さんと共につくっていくものであり、遠く離れた場所ではできない、まさにローカルな仕事。
当然なのですが、地元の情報を熟知し、地元の人的つながりを持っていないと稼ぐことが難しい。恥ずかしながら、そんな当たり前なことに、ここ数年でようやく気づきました。

大多数の人は、ローカルに生まれ、
学び、働き、暮らし、そして死んでゆく

それなのに意外とローカルのことを知らないし、むしろ昔の私がそうであったように、グローバルがカッコいいことのように思っているのではないでしょうか。

“ローカル”つまり、今自分たちが住んでいるこのエリアにお金が循環しないと自分のまわりは豊かにならない。その筈なのに、殆どの人がそれに気づいていない。お金を自分たちの生活圏外に流出させていることに無自覚なのではないかと思うのです。

今だからこそ、ローカルでお金を回していくことの大事さを身にしみて感じていますし、周りの人にも意識して欲しいと思っています。

JOYを感じられる
モノ・コト・ヒトの発見

ローカルにお金を循環させるためには”JOY”をいかに感じられるかだと思っています。
ここで言うローカルというのは、名古屋だけに限られていないと思っていて、名古屋から100㎞圏内の愛知よりももう少し広い、東海もしくは中部経済圏のことです。
名古屋だけで区切ってしまうこともできるかもしれないですが、地元であるという理由だけで、心底欲しくないモノやサービスまでをも消費しなくてはというような、無理やり消費のような循環は、人間の消費の本能からして不健全だと思います。あくまでも、「それいいね!」と思えるモノやサービスをローカルで提供し、楽しく消費する、そんな持続可能な消費の循環が美しい。

ローカルエコノミーの循環を
デザインする

ローカルに生きる人々に、このエリアに、こんなにもワクワクがあるということを知ってもらえるきっかけをつくり、どうしたらローカルで経済を循環させられるかをデザインすること。
これが、私たちが理念にしている『JOYある豊かな暮らしのお手伝い』のカタチです。
ローカルで経済が循環すれば、自分のまわりが豊かになり、そこには働きがいも見えてくるもの。
顔が見えない誰かのためにじゃなくて、もっとリアルな充実感が得られるのではないかと思うのです。

Company Profile
会社概要


社名 1.5グループ
株式会社イチテンゴ
株式会社ラ・カーサ
熊沢建設株式会社
株式会社イチテンゴLifeStyles
創業 1902年(明治35年)
代表者 CEO 熊澤 治樹
従業員数 120名(グループ会社含む)
本社 〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須3丁目2-5 吉桂ビル3F
TEL.052-684-8115 FAX.052-251-3556
事業内容 事業デザイン・ブランディング / 注文住宅の設計・施工 / リノベーション事業 / 店舗・オフィスの企画・設計・施工 / 不動産事業 / 飲食サービス / 食品・製菓製造販売 / インテリア雑貨販売