本当に自分らしい暮らしをつくるために、
ラ・カーサが大事にしていることをお伝えします。
住宅のファストファッション化が止まらない。
住宅が過剰供給と言われ空き家も増え続ける昨今、いまだに大量に建てて多くの利益を上げることを目的とする業界の風潮が存在します。流行を取り入れ、工数削減や効率化によって安く、早く建てることを優先するその住宅は、まさにファストハウジングと言えるでしょう。賃貸、中古物件、リノベーションなど、家を建てない選択もある中で、せっかく新しく家を建てるのであれば、 暮らす人にとって何か意味のある住宅でなければいけないと私たちは思うのです。一時的な流行や額面の安さではなく、暮らす人にとって恒久的に価値が変わらない住宅とは何かを、ラ・カーサは考えています。
注文に注文する姿勢。
例えば、病院。患者が症状を伝え、診察をしないまま患者の言うことだけで病名を判断する医者がいるでしょうか。きちんと診察や検査をしたうえで、原因を突き止め治療方法を決めます。家づくりも同じではないでしょうか。その要望が本当に求められていることなのか、まずは疑う。そしてよく聞き、考えていきます。夢や要望がカタチのとき、例えば、リビング二十畳に吹抜けがほしい、というような間取りに直結する要望に対しては、たくさんの疑問や質問を投げかけていきます。どうして?と。私たちが叶えるのは、家という建物のカタチではなく、そこで暮らす家族のカタチです。そのためには、どうして?と伺う姿勢で臨む、面倒くさい会社です。
わかっているようで、
わかっていない自分のこと。
住宅づくりで大切なのは、普通の暮らしです。その暮らしが豊かになることです。そのためには、自分にとって何が普通なのか、理解する必要があります。掃除の仕方、洗濯の仕方、料理から片付けまでの順序、くつろぎ方…変えられないクセや慣習は、家庭や人によってさまざまです。なのに、間取りというカタチになると、そんなに差がない。なぜか?知らず知らずのうちに建物に暮らしをあわせているからです。自分が素になる場所、それが家。機嫌や体調が悪いときだってあります。本当に豊かになれる家って、そんな些細な心の機微を受け止めてくれる家ではないでしょうか?だから、私たちは、みなさんの生い立ちや過ごしてきた環境をたくさんお聞きします。他人にありのままをさらけだすのは難しいと分かっていても、ご家族との愉しかったこと、嫌だったことをお聞きします。ご自宅の写真を見せていただきます。その人にとっての「ふつう」を一緒に見つけ出し、大切にします。
家族のカタチを考えること。
今から5年後、10年後、15年後、20年後、を考えましょう。子どもの成長や親のことなど家族のカタチは変わっていきます。あくまで想定ですが、そのときどきで心地よい家族の関係を考えることは大切です。家族が集まるカタチって?個室の使い方って?ちょっとずつ変わっていくのではないでしょうか。 だから、今の家族のカタチで家づくりをしすぎないようにしましょう。これまでを振り返り、今を見つめ、これからを考える。子どもが成長過程のとき、子どもが出ていったあとなど、家族のカタチはどんどん変わっていきます。今の快適さにあわせて部屋をつくると二十年後に使わない部屋ができてしまうかもしれません。それは勿体ない。これからのことも一緒に考えていきましょう。
納得してあきらめることができるか。
予算立てをするときは、家の建築費用だけでなく、家づくりに関わる全ての費用をまとめてみましょう。とにかくやろうとしていることに、大まかで構いませんので数字をつけましょう。私たちはきちんとそのお手伝いをします。なぜなら、家づくりにおいて一番大切なことだから。夢を詰め込むと予算オーバーですといった悲しい事態を避けるために、ラ・カーサメソッドは存在します。夢や要望はすべて教えてください。その上で、本当に必要な要望を見つけだし、夢や要望に優先順位をつけていきましょう。ただあきらめるのではなく、納得してあきらめる。マイナスではなく、プラスな思考で取捨選択できるほうが愉しいですよね。
意見が言い合える関係がつくれるか。
嫌だと言う勇気。「あの注文住宅会社とはうまくいきませんでした。」といわれる原因のほとんどがこれです。いいと思っていないのにいいと言ってしまってズルズル進む。最後の最後で「やっぱりだめ!」と言われると、その会社も困ってしまう。なかなか難しいところですが、お互いの人となりを理解する前に会ってすぐ間取りをつくることが原因かもしれません。違う、嫌、は発する方もストレスがかかるので、言い合える関係をつくっておくことが大切です。私たちはご家族を深掘りし、ご家族の見せたくない一面を炙り出していくかもしれません。言い合える関係ができていたとしても、やっぱり他人から言われたくないことを言われて嫌な気持ちになる時もあります。でも、それが家づくりに不可欠な要素であるとご理解ください。そして、そんな場面に出会った時も、怒らず「これか!」と愉しんでください…(笑)
設計は任せる。
暮らしは議論する。
例えば、子ども部屋。まだ産まれていなかったり、赤ちゃんの時だと、どんな子になるかわからない。とりあえず6畳あれば大丈夫かな。そんな決め方をしていませんか?大事なことは、子どもの成長にあわせて適切な距離がとれる家族関係です。そのために6畳である必要はありません。部屋で何をさせたいか、勉強はどこでしてほしいかなど行為に着目してみてください。それは他の部屋でも同じです。部屋の大きさはプロである私たちに任せてください。必要な部屋の大きさや、空間の演出でより広く感じてもらう方法を熟知しています。一緒に考えるのは、ご家族の暮らしについてです。朝起きて寝るまでの普通のことを豊かにするために、たくさん議論しましょう。
生き方を決めるから、時間がかかる。
一般的な注文住宅と比べると、ラ・カーサメソッドはプロセスが多く、契約まで長く感じるかもしれません。そのぶん、これからの暮らしに夢を詰めていく大きな力になります。そのためにはいくつかのコツがあり、知らないと上手くいきません。私たちは、そのプロセスから共有したいと思っています。プロセスでご家族を深掘りし、何が本当の夢なのか、見つけだすお手伝いをしていきます。家をつくることは、生き方、暮らし方をつくること。だから、ラ・カーサメソッドは時間がかかる。私たちは自信を持って、そうお伝えしたいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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