ハンバーグの起源
皆さんこんにちは。
まだ少し肌寒かったりする日もありますが、いよいよ春の到来ですね。
ラ・カーサ江南店の庭も徐々に春色になってきました。
そんな季節の変わり目を楽しみながら日々仕事に励んでいるのですが、
先日ワークショップ”kitchen life”の企画をしていた時に
ハンバーグというキーワードが出たのですが、ふと思ったことがあります。
ハンバーグってどうな意味?? 皆さん、ハンバーグの由来ご存じですか?
ハンバーグが好きな方は多いかと思いますが、今日は少しその起源について
お話させて頂きます。
ハンバーグの起源には、諸説存在しますが、最も有力な説が18世紀にドイツの港町・
ハンブルグで労働者向けの食事として流行した「タルタルステーキ」を焼き固めて、
ソースをかけて味付けした料理のことだといわれています。
18~20世紀前半にかけて、多くのドイツ人がハンブルグ港からアメリカに移住を開始しました。
この時アメリカに伝わった「ハンブルク風ステーキ」が、明治時代に日本に上陸したのです。
では、そのタルタルステーキって何だろう?
タルタルステーキとは、13世紀頃にモンゴル帝国のテゥルク系民族のタタール人により
誕生したという説があります。
当時モンゴルからヨーロッパへ遠征をする際には、大量の食糧が必要でした。
それは、兵隊の列が長ければ長いほど必要になりますが、彼らは食料を少しでも軽くするために、
自らが乗っている馬の肉も次第に食糧として考えるようになりました。
乗りつぶした馬の肉を料理に使うことで誕生したのが、タルタルステーキです。
タルタルステーキとは、馬肉料理のことだったんですね。しかし、乗りつぶした馬の肉は、
筋肉がつきすぎて、脂肪も落ち切っているため、硬く、食べることには全く向いていませんでした。
そこで、タタール人は、馬の鞍の下に肉を置き、自分の体重で加圧することで、繊維を壊し、
柔らかくさせる工夫を施しました。その肉を細かく切り叩き、玉ネギ、コショウ等香辛料で
味付けして食べた、これがタルタルステーキです。
つまり、モンゴル人によって作られた遠征用の料理こそが、ハンバーグの起源なのです。
ハンバーグってこんなにも奥深いものなんですね。
いつも気にしていなかった言葉、少し起源をたどってみると楽しいものですよ。
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