Official Site

“からまりしろ”

shima shima | laCASA 広報
2018.10.27 建築
Share
  • LINE
  • Facebook
  • G+




“からまりしろ”


NHKのデザイントークスという番組を見ていて耳に入ってきました。

自然・有機体は、何かしら互いに影響しあって生きています。

例えば、宿り木。宿り木は光合成はできるのに、自分で土から栄養分を吸い上げることができないため、木に寄生します。やがて宿り木は甘い実をつけ、その実を好物とする鳥が集まってきます。鳥は実と共に、寄生されている木の害虫も食べ、フンを落とします。木から落ちたフンは土に還り肥料となり、周りの植物たちの栄養素となります。

このように自然界では無数に何かと何かがからまりあいます。建築にもこの複雑な絡まり合いが大切なのではということを、建築家の平田晃久さんが考え、提唱されています。

例えば、「人と人」、「人とモノ」、「人と植物」が絡まりあう場があるというのは、居心地の良さに関係しているのではないか?それが新たな人間の自然なのではないかと考え、この絡まる余白のことを、“からまりしろ”と定義しています。

実際に番組では、平田さんが設計されたマンションが紹介されていました。中の窓からは、空・木・道を歩く人は見えるのですが、中の様子が見られないような作りになっていたり、階段の途中には所々植物が植えてあったり、階段が複雑に絡みあっていたり・・・。更には、サンゴの形を元に商業施設をデザインされていました。

生物と建築、有機物と無機物という一見真反対な両者。その無機物(建築)を創るために、有機物のデザインや関係性を参考にするというのは新鮮に感じました。

外(自然)と中(住空間)を緩やかに繋げる造りは確かに心地が良いですし、ラ・カーサの家でも実際に行なっています。また、緑にはリラックス効果があるということ、ヨーロッパでは自然を感じるために、室内に風景絵画やカーテンを取り入れてきた歴史から考えると、人間も自然の一部であり、自然の中で過ごすことの喜びや楽しさが、太古の昔からDNAに刻まれているのかもしれませんね。


Share
  • LINE
  • Facebook
  • G+
ラ・カーサの家づくりがわかる laCASA BRAND Book プレゼント

ラ・カーサが考える、“何ひとつ妥協することなく理想の家を建てたい人に最初に読んでほしい本”。

お申し込みはこちら