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床の高さを下げると何が変わる?「ダウンフロア」の愉しみ方

2021.11.05 住まい
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小上がりとともに、最近よく見かけるのが「ダウンフロア」を生かしたお住まいです。リビングやキッチンの床を一段下げることで、暮らしがどのように変わるのでしょうか?

ラ・カーサのデザイナーが実例をお見せしながら、ダウンフロアがもたらす効能をお伝えいたします。



ダウンフロアリビングは、包まれるような安心感

通常の床面から一段下げることで、開放感とゾーニングの効果をもたらす「ダウンフロア」。適している場所は、やはりリビングです。

広いLDKの中で床を下げると、守られているような落ち着きが生まれますし、視線が下がるため庭との一体感も味わえます。目線が変わるだけで安心感が高まる、まさに設計の妙ですね。

下の写真のように、ダウンフロアにソファを置くと背もたれの圧迫感を抑えることができるのもポイント。床下を生かしてTVボードや引き出し収納といった造作を施せば、収納力アップにも役立ちます。

また、子育て世代の方からは「ダウンフロアリビングをカーペット敷きに」というご要望もいただきます。寛ぎ感が増すので個人的にも好みなのですが、汚してしまった時に取り替えが難しいのが難点。フローリングの上にラグを敷く方がフレキシブルに使えると思います。

 

段差の高さは、どれぐらいがいい?

さて、ダウンフロアリビングの場合、段差はどのくらいが適しているのでしょうか?

空間を切り離して、独特のこもり感を得たいのであれば、段差は40センチほどが適しています。これぐらいあると、段差をベンチ代わりにも使えます。

もし動線のつながりを意識するのであれば、下の写真のように15センチほどの段差にすると、日常で無理なく移動できます。こちらのお住まいはリビングの天井高を下げることで、さらなる落ち着きを演出。夏はタイルで涼を取り、冬はペレットストーブの温もりを愉しむ、そんな素敵な実例です。


リビング以外で、ダウンフロアが適しているのはキッチンです。下の写真をご覧ください。キッチンの床を下げることでキッチンとダイニングテーブルの高さを揃えやすくなります。またキッチンで立って料理をする方とテーブルに座る方の目線が合いやすく、会話が弾みます。食の時間をゆったりと愉しみたい方におすすめしたい実例です。


もうひとつ実例をご紹介しましょう。
こちらは、リビングダイニングを一段下げて、左手にある和室を一段上げたお住まいです。小さな段差によって、大空間をゆるやかに分けることができました。
ぜひ注目していただきたいのが、後ろにある幅3.5メートルもの大階段です。壁に白の本棚を造作してあり、階段をベンチや机として使えます。こちらも、段差の面白い活用例だと思います。


ダウンフロアの施工は、メンテナンスも見据えて


ダウンフロアの施工は「単純に床を下げるだけ」ではありません。断熱材のつながりや配管の通し方、床下点検口の位置などに配慮が必要であり、ひと手間ふた手間がかかります。その分、建築コストもアップします。

とくにキッチンのような配管が多い箇所は、点検口がないと後々のメンテナンスが難しくなるため、注意が必要です。ダウンフロアをオーダーする際は、先々のメンテナンスについても建築会社に尋ねるのがおすすめです。



最後に

これまでスキップフロアやダウンフロアといった段差を生かしたお住まいをご紹介してきましたが、醍醐味は「タテ方向の視線の変化」だと思います。普通の生活では横方向の移動が中心なので、段差によって自然に目線が変わるのは暮らしに豊かさをもたらすのではないでしょうか。

ただバリアフリーではありませんし、お掃除ロボットが使いづらい、コスト高になるといったデメリットもあります。「おしゃれだから」というときめきを大事にしつつ、暮らし方や敷地条件に合わせてじっくりご相談ください。

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