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尾道log

shima shima | laCASA 広報
2019.01.19
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尾道市をご存知でしょうか。広島県の南東部に位置し、古くから海運の拠点として栄えてきた都市です。映画の「東京物語」、「時を掛ける少女」の舞台であったり、文学では志賀直哉や林芙美子が居を構えたことから、「文学の街」「映画の街」として知られています。


▲尾道のフェリー乗り場

私は数ヶ月に一度、御墓参りに尾道に立ち寄るのですが、行くたびに面白いことが起こっています。古くなってしまった空き家をリノベーションして、地元の新しいお店ができていたり、谷尻誠さん設計のサイクリストのための施設U2ができていたりと、帰る度に景色の変化を感じます。

今回は、“尾道log” が印象的でした。尾道駅から千光寺に登っていく道すがらにあるのですが、100段ほどの階段を上ると、右手に瓦屋根のついた大きな白い壁が見えてきます。その先の門をくぐって中に入ると、今度は周囲の風景に馴染むピンク色の外壁をした学校のような建物が現れます。2階がカフェ&バー、ギャラリー、3階が宿泊施設と宿泊者専用のライブラリーを備えた施設になっています。

尾道logは、昭和38年に建てられた、新婚むけのコンパクトな賃貸マンションをリノベーションしたもの。インド人建築家ビジョイ・ジェインさんが、海外で初めて手がけたプロジェクトで、石作りのソファやピンク色の壁が、これまでに感じたことのない感覚で新鮮でした。地元の農家さんが作るレモンで作ったケーキやクッキー、名物のチャイをいただきながら心地よい時間を過ごすことができました。

 


▲左手が尾道log。


▲尾道logの門。



▲カフェ&バー

 


▲カフェの内装。

 


▲石で作られたソファ。

 


▲中庭は、これからワークショップをしながら作っていくのだそう。

 


▲宿泊客用の会議室。この日は特別に解放されていました。窓からは蜜柑の木が見えます。

 

幼い頃から何度となく、この周りの道は良く通っているのですが、記憶に残るのは、暗くて、ジメジメしていて、夏は暑くて蚊が多くて・・・、どちらかと言うといいイメージではなく、父に無理やり連れてこられることしかなかったように思います。今では、古民家がリノベーションされ、階段脇には地元のお店が軒を並べます。カフェや民宿、古本屋、パン屋など、脇にある小さな道に逸れると、バーがあったりして、頂上の千光寺が目的なのに、道草を沢山食べてしまいそうな衝動に駆られます(笑)。
古いものの中に、新しいものが生まれ、人々が行き交う空気感がこんなに街の雰囲気を変えてしまうのかと驚きがあったのと同時に、「階段を行き交う猫」「山から眺める尾道水道の景色」「神社の境内にある大きな杉」など、自分が元来感じていたこの土地の“好き”なポイントを改めて気づかされました。

 


今年の春には、尾道駅が新しくなります。U2や尾道logを手がけた、ディスカバーリンクせとうちがプロジェクトを行っていると聞きました。今度はどんな風景が見えるのか、次の帰省を楽しみにしています。

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