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文字と文様〜「あ」より「あい」〜展

mura mura | la CASA 広報
2019.06.30 ライフスタイル
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仕事でお世話になっているアートディレクター西岡ペンシルさんが3年ぶりの個展を開催されると聞いて恵比寿のアートギャラリーを訪ねてきました。

西岡さんの作品に直に触れられるということでちょっぴり緊張して伺ったのですが、皆さん楽しげに談笑しながらご覧になっていて・・・ご一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました。

和の本物を知った上での現代的な解釈や、和の要素をモダンに取り入れた作品、少しゴスってる?と感じさせるような叙情的な和洋の美を得意とされる西岡ペンシルさん。▼写真は今個展のメインビジュアルです。

西岡ペンシルさんは京友禅悉皆屋(今でいう京染めのプロデューサー業)の家に生まれました。今まで制作されてきた文様作品のほか、「文字」の深さに注目し文字と文様を融合させた表現を、今回は手書きや木版画という実作品のみならず音楽と合わせて映像化したモニターも展示されています。映像化することで文様と文字に思わぬ奥行きが生まれたと言います。

▲西岡さんオリジナル「オルタナかな」の木活字版

今回出品されている作品の文字は全て「オルタナかな」によるもの。かなの原型である漢字が伝える本来の意味を考えながら一つ一つ掘っていったそうです。

 

西岡ペンシルさんと言えばルミネ・ザ・バーゲン。個展初日は『装苑』×LUMINEのプロジェクトに関わられた装苑の岡田佐知子さんが聞きてとなり、西岡さんから制作の過程や作品へのこだわりなどのお話をお聞きできました。

末広がり吉祥をアイコンに扇を重ねた文様、ハニカムポンポンで作った紅白の衣装を着たモデルさん、染之助染太郎のショーのような演出。年末年始に関東へ行かれた方はこのポスターや映像を目にした方も多いのではないでしょうか。子供の頃の七夕飾りを思い出させてくれるハニカムポンポン。最近はパーティー の演出や店鋪ディスプレーとして使われているのをよく目にしますが、まさかドレスになんて・・・

西岡さん曰く、世界中の誰が見てもわかりやすくて、感度の高い人でも、子供でも、見たら誰もが笑顔になるような花が開くものにしたかったと。誰もがワクワクする気持ちになれる素敵なモチーフですよね。

装苑の岡田さんからも、アトリエ イナドメさん(きゃりーぱみゅぱみゅの衣装も手がけている方です)がスタジオに持ち込んだハニカムポンポンの衣装が小さな紙袋から出てきてびっくりしたこと。モデルが実際にドレスを合わせた時にもう少し丈が短かったらよかったねという話をしたところ、裾まわりのハニカムを一段外すことで問題なく対応できたというハニカムの優れた構造のこと。モデルさんがドレスを着た瞬間にテンションが上がって、面白い作品になりそうな予感がしたことなど楽しい逸話もお聞きできました。

▲上の写真はティザー広告として使われた屏風と、そのあとで実際に西岡さんが筆をとって描いた作品「椿と梅」です。

一見金箔を貼った台紙を使っているように見えますが、ドイツのグムンドゴールドという繊細で優雅な光沢と、きめ細やかなマイクロエンボスの触感が特徴の高級感溢れるファインペーパーに描いています。こんなところにも西岡ペンシルさんならではのこだわりを感じました。

▲オルタナかなと文様を合わせた木版画。こちらもグムンド社の紙を使用しています。ぜひタイトルの意味と文様を見比べながら眺めてみてください。

 

文字と文様〜「あ」より「あい」〜

個展は7月7日(日)まで開催しています。

会場:ギャラリーAL

住所:渋谷区恵比寿ミナミ3-7-17 

開館時間:12:00~19:00  最終日のみ〜18:00

 

西岡ペンシル Nishioka Pencil

京都市出身。金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻卒業。電通にて数々の広告キャンペーンを手がけた後、2006年に西岡ペンシルを設立。企業の広告やキャンペーン、ブランディング、ロゴデザインからテキスタイルデザインまで様々な分野で仕事をする。主な仕事に「Welcome! ほじょ犬」ロゴマーク、資生堂ザ・ギンザ「GINZA 心粋 COLLECTION」キュレーション、細見美術館琳派コラボレーション「RIMPOO」、私立恵比寿中学「穴空」、ルミネ・ザ・バーゲン「わたし、ひらく、夏」など。2014年にはパリと東京で2つの「ニュー・文様」展を開催し大きな注目を集める。

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