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庭を永く美しく楽しむには・・・

やま やま | garden designer
2018.12.21 花・ガーデン
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お庭を施工させて頂いていると、「お気に入りのシンボルツリーが枯れてしまって。」「何度植えても枯れてしまう。」「水はけが悪くて庭に水たまりができる。」というお声をよく耳にします。

 

その土地土地で土の特徴は異なるので一概には言えないですが、特に名古屋市内周辺の土壌は、貧栄養の砂礫(小石混じりの土壌)~シルト質(砂と粘土の中間で水捌けは余りよく無い)の土壌が多く、造成地や宅地の場合は、何処の土を持ってきているかも分からない状態です。

 

つまり、お庭に木を植えるたり、お花を育てるには余り良くない土壌が多いと言えます。では、こうした環境下でも活き活きとした緑に包まれ、永く庭を愉しむためにはどのようにすればいいのでしょう?

 

まず土の状態を見て、土の環境を良くしてあげることをご提案しております。

 

それは、肥料を加えることでもなく、良い堆肥をすき込むことでもありません。実は最も優先順位が高いのは「水捌け・空気の循環を良くすること」なのです。肥料は植物の体を作る材料となるものですが、これは植物が健康に育って初めて活きてきます。根が水に浸かってしまい、常に呼吸できない状態では、生きていくことすらできずに植物たちは枯れていきます。

 

では、「具体的に何をしていくのか?」ですが、私たちは、地中を掘って水が流れる空間を創るという方法を取っています。

 



▲こちらのオーナー様の土地は地面を30cm掘ると粘土層が出てきました。この場合、このまま木を植えてしまえば、粘土層で水が滞留し、木々は丈夫に育ちません。

 

 



▲写真にある黒い管は、「暗渠管(あんきょかん)」と言います。この暗渠管は網を筒状にしたもので、水と空気を通します。これらを地中に埋め込み、地中の水が動くようにします。水が動くようになると空気も動き、そうする事で木の根が呼吸しやすい環境になります。しかも、水と空気が流れる様になれば、地中の微生物も活発に動くようになり、木にとって健やかに成長できる土中環境になります。

 

 


▲実際のお住まい。

 

 

これって人の体と同じなんですよね。血の巡りが悪くなると体調が悪くなり病気がちに。血液をよどみなく循環させることにより体内から老廃物を排出し、新鮮な栄養素を体中に巡らせることが出来れば健康な体になります。

 

つまり、地中にも循環する環境が大切ということです。樹木は一旦地に根を降ろしたら、基本的に二度と他の場所には移動できません。家づくりもそうです。ただ建てればいい、植えればいいということではなく、水が滞留するような土地では建物の痛みも速くなったり、住む人の精神的にもあまりよないと聞きます。それを思えば地中の環境は重要なことだと考えます。

 

私たちは見た目だけの家づくり、庭づくりだけではなく、地中にも新鮮な水と空気を巡らせ、家も人も、お庭に植える木々達も、健康的な暮らしが出来る家づくり、暮らしづくりのお手伝いをさせて頂いております。

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