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南向きで、カーテン閉めっぱなしの生活

熊沢治夫 熊沢治夫 | laCASA CEO
2017.07.20 住まい
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「家を建てるなら、南向きの土地がいい。」なぜか、そう信じてらっしゃる方が多いように思います。南面道路の土地は、価値があって高い。それは本当でしょうか? 僕はそうは思いません。100坪ほどの面積があれば別ですが、核家族化が進む中で大きな家は意味をなさなくなってきています。新たに土地を取得して家を建てる時に希望される坪数は、予算的にも40〜50坪ほどが大多数で、そこに30〜40坪の家を建てるわけです。

 

ここで、40〜50坪の南面道路の土地に、30〜40坪の家を配置してみましょう。まず駐車場は南の道路側にしか作れません。2台分を確保したいとなると、庭は駐車場の横に少し残るだけとなります。玄関も回り込み設計をしない限りは南側ですよね。もちろん、家族で過ごすリビングも陽当たりのよい南側が希望となれば、どうしても似通った間取りとなり、プラン的に固定されてしまいます。その結果、リビングのカーテンを開けると、残念ながらそこには車と干した洗濯物が見えることになるわけです。おまけに道路からの視線も気になって、いつもカーテンは閉めっぱなし状態に。これではアパートやマンションで暮らしていた時と何ら変わらないし、むしろ外からの視線はマンションよりも悪化してしまいます。せっかくの戸建て住宅の良さが台無しですよね。

 

戸建て住宅の良さは、マンションのように上下階や横を気にすることなく、家族だけの伸びやかな空間が家の内外に拡がっていることであるはずです。坪単価が高い南面道路の土地にすると予算的に狭くなってしまうのであれば、その土地に価値があるとは思えません。それ以外の土地でいかに豊かな空間をつくるかに予算を割いたほうがよいと思うのです。土地ではなく、空間の価値に投資をするわけです。家のプランも決まっていないのに土地選びをするのはもってのほか。土地は家のプランや予算と合わせて同時に選んでいくのが最良です。もちろん、土地選びと同じように家を作る会社選びも、早まらず慎重に。どこまで発想を広げてその人の暮らしに合った空間提案をできるかが、我々の腕の見せどころですから、いろいろと比べてみてくださいね。

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