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京都の町家にて

okayasu okayasu
2018.08.24 ライフスタイル
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お盆休みを利用して、京都へ行ってきました。猛暑の中、お寺巡りをする気にはならないだろうから、部屋に籠るんじゃないか?と想定。それならば、ホテルよりも京都の風情をたっぷりと味わえる京町家に泊まってみましょう。ということで、初めての町家ステイとなりました。

 

京町屋の特徴として挙げられるのが、「うなぎの寝床」とも言われる奥に細長い敷地。そして狭くてもちゃんとお庭があること。坪庭は、風通しや採光といった実機能を果たした上で、私たちの目を喜ばせ、心を落ち着かせてくれます。もみじや椿といった季節を感じさせる木々の植込みに合わせて、石や砂利、手水鉢などを配する日本人の美意識に、日本人でありながら感心するばかりです。

 

また玄関先などで見られる格子も京町家の特徴のひとつ。屋外から家の中は見えづらいけれど、室内から外はよく見えるという、こちらも機能美を感じる建具です。今回滞在したのは、その格子戸が塀になっている町家。もともとは裕福な人が住居用に建てるスタイルのようで、塀をくぐると玄関庭があります。これがよかった。

 

塀の扉が玄関代わりになってくれたおかげで、建物自体の入口は全面ガラス戸になっているのです。だからいきなりダイニングとキッチンがあるわけですが、それがとても自然で開放感たっぷりに感じられるのだから、空間とは不思議なものです。入口の脇にさり気なく置かれたベンチソファも、とりあえず腰掛けたり荷物を置いたりと、いい感じ。ダイニングの奥は座敷、縁側、坪庭と続くため、どこにいてもどちらを向いても坪庭と玄関庭の自然が目に入ってきます。もちろん、広ーい浴室からだって坪庭を眺めることができます。洗面台に一枚板を使う贅沢さも見逃せません。コンパクトな町家のそこかしこに、昔ながらの知恵と、考え抜かれたデザインと、上質な設えが散りばめられていました。

 

そんな贅沢な空間でのーんびりできたのだから、ホテルで過ごすよりもずっとずっと緩やかな時間が流れているように感じたのは、当たり前かもしれません。自分にとっての豊かさとは、こうゆうものだと実感。狭いはずなのに余裕を感じる京町屋で、自分らしい豊かさに思いを馳せる夏休みでした。

 

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