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リノベーションで「耐震性と開放感」は両立できる?

2021.06.03 建築
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「耐震補強をすると、柱や壁が増えて手狭に感じられそう」という印象がありますが、リノベーションにおいても「開放感と強さを両立した家づくり」はもちろん可能です。

 

欠かせない構造柱が、美しいデザインに

 

こちらは、軽量鉄骨のリノベーション例です。3間続きの和室だった部分が、明るくのびやかなLDKに生まれ変わりました。

広々としたLDKを支えるのは、10センチ角ほどの鉄骨柱。この抜けない柱の周りに壁をふかしてタイルを張り、造作家具の中に組み込みました。オープン棚のため視線が抜け、圧迫感がありません。構造柱を美しい間仕切りへと変貌させます。

 

つづいては、2階をリノベーションした例です。2階など最上階の場合は天井高の工夫により、床面積以上の広がりを体感することができます。

 

 

天井板を外して三角屋根の勾配を見せると、こんなにも開放感がアップします。2階は上階を支えなくて済む分、1階よりも壁や柱の量が少なくて良いため、耐震性を維持しつつ、より自由度の高いリノベーションが可能です。

 

家まるごとジャッキアップして基礎を補強

さて現代の住まいでは、コンクリートの基礎が基本です。では、コンクリートが普及していなかった時代には、基礎をどのように造っていたのでしょうか。

 

寺社建築や古民家でよく見かけるのが「玉石基礎」です。自然の玉石を地面の上に点々と置いて、その上に直接柱を建てていました。土の影響を受けるため、白アリ被害や柱の腐食が進みやすいのがネックでした。

 

こうした昔ながらの基礎で建てられた家をリノベーションする場合、新たにコンクリート基礎を打ち直すなどして、今の基準を満たすようにする必要があります。

 

 

こちらでは、家全体を何とジャッキアップして、コンクリートの基礎を敷き直しました。お住まいの状況によっては、このような「揚家」という難工事も可能です。新しい基礎をつくった上で元々ある柱や壁の活かしながら耐震補強を施し、家を生まれ変わらせることが可能になりました。建て替えに対する金銭的な優位性や、歴史的なものを保存するといった従来の文脈を越えたところで「揚家」を選択する動きも出てきています。

 

この「揚家」という工法については、こちらのブログで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

 

ラ・カーサのこだわる「耐震改修」

ちょっと専門的な話になりますが、ラ・カーサでは、「耐震改修」について独自の考え方で取り組んでいるため、一般的な耐震工事よりも少しお時間がかかります。なぜなら、ただ単に壁や補強金物の量を増やすだけでなく、建物のバランスまで徹底的に計算しているからです。

 

一般的な木造軸組のケースで考えてみましょう。耐震性が低い構造に強い横揺れが加わると、骨組みがゆがんで崩れてしまいます。では耐震性を強化するために、壁の量を増やしてみると?構造自体は頑丈になってゆがみませんが、壁が基礎から離れようとする「引き抜き力」が高まります。

 

そこでラ・カーサのリノベーションでは、構造計算によって、どの箇所にどのくらいの「引き抜き力」がかかるかを算出。引き抜き力の作用を抑えることで建物の強度を高めます。リノベーションでこのような構造計算を徹底している建築会社は、ちょっと珍しいのではないでしょうか。

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