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マリメッコと柚木沙弥郎

okayasu okayasu
2019.03.12 ライフスタイル
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 昨年12月のこと。「日曜美術館」の再放送で紹介されていた96才のおじいちゃんに、私はクギヅケになりました。今もなお現役の染色家・柚木沙弥郎さん。ご存知の方も多いと思いますが、私にとってはこの時が初めてで、ワクワクしながら番組を拝見していました。

 

 北欧のテキスタイルを思わせるモダンな作品群は、とても96才のおじいちゃんから生まれたものとは思えません(笑)。この番組の翌週には、ちょうど岐阜県の美術館で開催中のマリメッコ展を観る機会があったのですが、それでさらに沙弥郎LOVEが加速しました。96才のおじいちゃんが生み出す色と形と模様の方が、ずっと魅力的だと、改めて感じることができたからです。早速、作品集など3冊をアマゾンでポチッと購入しました。

 

 戦後まもなく柳宗悦が提唱する「民藝」と出会い、芹沢銈介の型染めのカレンダーに衝撃を受け、染色家としての道を歩み始めた柚木沙弥郎。国際的な評価を得た後も、その飽くなき好奇心と果てることのない情熱で、創作の日々を送っています。その根本にあるのは

 

「嬉しくなくちゃ、つまらない」

 

 自分の仕事に行き詰まりを感じていた還暦の頃に、旅先で気づいたことだそうです。「何をやってもいいんだ。やるなら嬉しくなくちゃ、つまらない」「いつもワクワクしていたい」と。年を増すごとに自らの世界観を広げていったおじいちゃんの、自由闊達な創作活動にようやく合点がいきました。

 

 ご自宅には、旅先でたまたま出会って手に入れたという雑貨が所狭しと並んでいます。箱に仕舞わずに全部並べているのは「毎日顔を合わせるでしょ、そうすると元気が出るんだ」旅に出た時のように新鮮な五感を持ち、日常で出会ういろいろなものに興味を持ち、心にとめる。自分を元気づけるものをいつも身の回りに置いておくのはそのためだそうです。

 

 「すべては直感だよ。好きなものに理屈はいらない。」「他人にあれこれ言われたって、自分がいいと思ったら、その感覚や感情を大事にするべきなんだ。世の中、画一化されすぎてつまらなくなってしまったよね。もっと自分の選択眼に自信を持っていないと。」「ものを選ぶということは、自分に自信を持つことなんだ。」沙弥郎おじいちゃんの言葉一つ一つに、ただただ頷くばかりです。

 

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