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シロアリ対策薬剤の長所と短所

家づくりの豆蔵 家づくりの豆蔵
2018.03.28 建築
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木造住宅の耐久性を脅かす天敵といえば『シロアリ』。

築年数が長くなるほど、そのリスクは増します。

その被害を防ぐために使われる薬剤が、合成殺虫剤やホウ酸です。

と言っても、その違いは良くわかりませんよね。

そこで今日は、それぞれの長所と短所についてお話しします。

 

合成殺虫剤の長所は、殺虫効果が高いことです。

短所は、その効果が3~5年しか続かず、定期的なケアが欠かせないことです。

揮発性で、人体の健康を脅かすこともわかっています。

そのため、高気密高断熱の住宅には不向きです。

 

一方、ホウ酸の長所は、年数を経ても効果が衰えないことです。

自然界に存在する物質で、半永久的に効果が持続します。

といっても、合成殺虫剤のように

人体やペットに害があるわけではありません。

というのも、腎臓がある生物はホウ酸を体外に排出できるからです。

逆に、腎臓が無い生物(ゴキブリやシロアリなど)がホウ酸を摂取すると、

排出できないまま体内に蓄積されます。

そのため、代謝が止まり死に至るわけです。

ただ、ホウ酸には水に溶けるという短所があります。

なので、湿気や雨漏りがあれば能力を発揮できません。

床下だけでなく、押し入れや玄関の湿気も大敵です。

 

国土交通省の調査によると、シロアリ被害の多くは

防除処理の保証期限が切れてから数年の内に再発しています。

そのため、専門家による定期の床下点検を充実させ、

再処理を含めたメンテナンスを

適切な時期に実施することを提言しています。

 

しかし、最近の家づくりの方法では、

人が床下に潜って作業するのは難しいですよね。

床下だけでなく、壁の間も被害を確認しにくいのが現状です。

そんな事情もあり、長期間効果を発揮するホウ酸の普及率は高まっています。

 

皆さんが新居で暮らし始めると、持ち家ならではの訪問営業に遭遇します。

その中には、シロアリ業者による『無料』床下点検もあります。

聞いたことがあるかと思いますが、

床下や天井など、一般の人が見えない部分の無料点検って

悪徳業者による被害相談が多いんです。

 

今日お話ししたことは基本的なこととはいえ、覚えておいて損はありません。

シロアリ予防にも悪徳業者対策にも、きっと役立つと思います。

 

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