カフェ・店舗

suzumiso別邸

西尾市東幡豆町

INFORMATION

敷地面積

404.59㎡

延床面積

117.39㎡

愛知県西尾市で70年以上に渡り伝統的な味噌づくりを続ける「すずみそ醸造場」。より長く、より多くの人を味噌で楽しませたいという想いで、コンシューマー向け事業の新規開拓と店舗建築をご相談いただきました。オーナーのビジョンを実現する事業構想に始まり、提携する中小企業コンサルタントを招いてのマーケティング目線での戦略策定、またそれらをもとにブランドの世界観を表現した建築まで、ワンストップでお手伝いしました。

CONCEPT

これまで長きにわたり大切にしてきた本物の味噌づくりを未来に繋ぎたいという想いと、オーナーが感じている「エンターテインメント=人を感動させたい」という想いを掛け合わせ、「100年変わらず、“心”に残る味噌づくり」を軸として、今回の計画が進められています。

STRATEGY

より多くの人に商品を届ける事業として、コンシューマー向けのカフェ・物販事業を構想しました。

提携する中小企業コンサルタントを招き、地域性やターゲットとなる人々のニーズ、すずみその強みを組み合わせ、戦略を策定。

ターゲット設定
子ども連れの家族が多く訪れる「こどもの国」という遊園地に隣しており、また周辺に飲食店やお土産屋などが少ない立地。ターゲットを「こどもの国」来園者や西尾市への観光客に。

強みを活かした戦略
醸造場直営店ならではの本物の味を気軽に感じてもらえる料理やお土産、子どもも楽しめる味噌スイーツなどを開発し提供・販売。また老舗ブランドだからこそ醸し出せる「古きよきものを受け継ぐ」「新旧の共存」といった世界観を表現する建築(リノベーション)。

ARCHITECTURE

ブランドを体現する店舗リノベーション

by 株式会社ラ・カーサ(laCASA .biz)

オーナーが親族より受け継いだ建築物をリノベーション。柱や壁、印象的なガラス戸などを可能な限り既存利用しながら、老若男女問わない集客を狙った改修を行いました。

▼(外観)醸造場で使用されていた味噌樽を看板代わりに

▼(1Fカフェスペース)新旧を共存させる内装の提案。柱や土壁は既存のものを用い、コストバランスも考慮

▼(1Fカフェスペース)味噌の発酵過程を表現したインテリアカラー。空間を通してすずみその世界観を来店者に印象づける

▼(1F物販スペース)商品をディスプレイする什器にもエンタメ性を。実際に使われていた味噌樽を活用

▼(1F物販スペース)豆味噌づくりの発酵過程を展示するなど来店者の心に残すディスプレイを提案

▼(2Fカフェスペース)既存のガラス戸は内装のポイントとして

▼(2Fカフェスペース)海の見える小高い丘に位置する「suzumiso別邸」。海や自然を一望できる窓の前にカウンター席を設計

▼(2Fカフェスペース)写真映えする席をつくることで来店者のSNSでの拡散を狙う

耐震補強

築40年の建物は当時の耐震基準で建てられており、また一部劣化も進んでいたため、基礎や柱、壁内に耐震補強を施しました。

▼壁内に「筋かい」という構造を追加。コンクリートの基礎とのバランスや、間取りを考慮しながら耐震補強を提案。

 

PRODUCT&MENU DESIGN

グラフィック・プロダクトパッケージのデザインやメニューの開発までプロジェクトコーディネートを行いました。

グラフィック・パッケージデザイン

by ふくろう経営デザイン室

来店者が自宅でも本物の味を楽しむことができる商品。また人に渡したくなるお土産。

メニュー開発

by フードコーディネーター 山田実加

すずみその豆味噌の良さを引き出すメニューを開発。

 

Other Works

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