呉服店 店舗

呉服店 池田屋

碧南市

風情ある佇まいが残る寺町に、店を構えて75年。着物店「池田屋」の建て替えをお手伝いしました。

事業オーナー様の熱い想いやこだわりを取材し記事にしました。こちらのページもぜひご覧ください。>>>

 街並みと調和するデザイン

小さなエリアに寺社が点在し、黒板塀や土壁といった情緒ある風景が残る寺町。75年の歴史を持つ「池田屋」の建て替えにあたり、最も大切にしたのはこの地域の景観との調和です。 駅前の通りに面しながらも、地域の遺産である寺町の空気を壊さぬよう、外観は黒・白・土色を基調としたシックな佇まいに。地域と共に歴史を刻んできた呉服屋としての矜持と、これからの時代に寄り添うモダンな感性が融合しています。

 

「入りやすさ」と「守る機能」

呉服屋特有の「敷居が高い」というイメージを払拭するため、目指したのは「入りたくなる、入りやすいお店」。しかし、繊細な着物にとって直射日光は大敵です。 そこで採用されたのが、窓際に階段を配置し、その奥にショーウィンドウを設けるという建築的なアプローチでした。大きな窓から店内の気配を感じさせつつ、階段というバッファ(緩衝帯)を設けることで、着物を陽の光から守ります。外からの視線は、階段奥の美しいディスプレイへと自然に誘われます。

空間を彩るシンボルツリー

店内に入るとまず迎えてくれるのは、吹き抜け空間に立つシンボルツリー。屋内にいながら半屋外のような心地よさを感じさせ、訪れる人の緊張を解きほぐします。 2階は、メインとなる着物のフロア。特注の建具と柔らかな照明、そして計算された壁紙の色味が、主役である着物を美しく引き立てます。

地域と共に歩む、可変性のある場

1階はカフェのようなカウンターを設え、洋服や小物を扱いながら、誰もが気軽に立ち寄れるコミュニケーションの場としました。 ここは単なる販売スペースではなく、将来の世代交代や、地域貢献のための新しい取り組みにも柔軟に対応できる「余白」を持たせた設計となっています。「地域の何でも屋」として、最後の一店舗になるまで地域に尽くしたい。そんなオーナー様の想いが、この建築の隅々に宿っています。

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