安心して働ける「おうち感覚」の職場
パートの女性が多く働く測量事務所です。
時には子供を連れて職場にきても、安心して働ける場所にしたいという社長の想いがありました。
子育てをする女性が、活き活きと仕事に取り組むことのできる空間づくりが求められました。
そこで目指したのは、「職場」というよりは「おうち」の感覚になれること。
働きに「いく」のではなく、おうちに「かえってくる」ように感じられる場所です。
そんな馴染みやすく落ち着く空間をつくるため、オフィスは勾配屋根で天井を高く設計。
北側のトップライトからの安定した明かりは、
光を透過する天井材料によって柔らかく拡散され、
いつもほんわりと明るい雰囲気を生み出します。
ワークスペースは個別の事務机ではなく、
ひとつの大きなテーブルを中心にレイアウト。
お互いの顔が見られる大きなダイニングテーブルをイメージしています。
シンプルな三角屋根のオフィス
周囲は住宅街と田畑が広がる地域。
三角屋根がおうちのような馴染みやすさをつくり出すのに一役買っています。
また、外壁の一部に、時の経過とともに色や風合いが変わる無垢板貼りを採用。
建物に愛着を感じながら働いてもらえるようデザインしました。
あたたかい雰囲気の打ち合わせスペース
どこも天井は三角。おうちのようなアットホームな感覚でいられる工夫です。
打ち合わせスペースでも、開口部からの光が天井に柔らかく反射し明るい雰囲気が生み出されています。
子どもが過ごすことを想定した休憩室
休憩室は子どもを連れてきても安心して過ごせる環境に。
働く人が休憩する時間はもちろんですが、子どもだけで長時間を過ごすシーンも想定。
ベンチで寝転がったりしてくつろげる休憩室を用意しました。